渋谷・新宿にならぶ東京都23区最大の繁華街「池袋」には、テレビや雑誌で取り上げる若者に人気の飲食店から歴史ある名店までそろっています。
今回はそんな飲食店ひしめく池袋の駅ビルに入っている、老舗の名店「人形町今半」池袋東武を紹介します。
すき焼きと言えば「人形町今半」と言われるほど有名な事もあって「一度はいってみたい」と思いつつ、値段が怖くてお店の前にもいった事がないなんて人も多いのではないでしょうか。
いうまでもない高級店ですが、ランチはイメージよりリーズナブルなので、お小遣い制のお父さんでも、ママさんのへそくりでも楽しめちゃいますよ。
世界一のすき焼き「人形町今半」とは
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写真は人形町今半のHPからお借りしています。
人形町今半の歴史は古く、明治28年(1895年)に岡山出身の髙岡常太郎が、前身である牛鍋屋今半を墨田区本所吾妻橋で開業しました。
その後、「今半」はのれん分けの為、「人形町今半」と「浅草今半」にわかれ伝統の味を今に受け継いでいます。
ダウンタウンDXで取り上げられた、芸能人が選ぶロケ弁ランキングで取り上げられたのは浅草今半「牛肉弁当」で、生駒里奈さんや市村正親さん御用達のお弁当は人形町今半の「すき焼き弁当」です。
人形町今半といえばすき焼きですが、その他の飲食店やお弁当販売店も運営してます。
人形町今半(すき焼き・しゃぶしゃぶ)が16店舗
ガーデンレストラン人形町今半(日本庭園:松濤園の目の前)1店舗
喜扇亭(鉄板焼き)3店舗
今半万窯(炭火焼)1店舗
販売店は精肉店12店舗、惣菜・弁当販売店10店舗
とすき焼き以外にも展開しています。
食べログなどを見るとすき焼き派としゃぶしゃぶ派でコメントが分かれていますが、レビューは総じて高評価ばかりです。
「人形町今半」池袋東武店の店内とメニュー
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「人形町今半」池袋東武店は池袋駅直結の東武レストラン街スパイス15Fにあります。
東武レストラン街は11階から飲食店が入っていますが15階だけ雰囲気も足元の絨毯も高級感がグッと増します。
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東武レストラン街スパイス15Fは高級フロアだけあって、11階~14階ほど人が多くなくて静かな印象でした。
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お店の前でグランドメニューを確認できます。
一番リーズナブルな「厳選今半御膳」で3,960円(税抜)と価格だけ見ると腰が引けます。
ランチだと「今半膳」2,860円(税抜)が最もリーズナブル。
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人形町今半では季節ごとの献立が用意されています。
この時は冬の旬彩すき焼き7,700円(税抜)~
お肉の質やサービスを考えると安いと感じますが、初見だと悩むお値段です。
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店先にはお土産用の商品がキレイに並べられています。
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店内はすべて半個室のような感じになっていて、各テーブルには絵とお花と洋服掛けが用意されています。
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各テーブルで花も絵も別々なのがおもてなしを感じます。
ちなみにコートを着ていると女中さんが「おかけします」といって預かってくれます。
接客が素晴らしすぎます。
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お昼のメニューはこんな感じです。
ランチは全て黒毛和牛5等級の赤身を使用しています。
希望があれば夜用のサーロインやロースを注文する事も可能です。
接客が丁寧な事と、お店の高級な雰囲気にのまれて細かいメニューを取る事ができませんでした。
今回はせっかくなので「すき焼きコース」6,600円(税抜)を注文しました。
ちなみに、注文時に苦手な食べものがないかを必ず聞いてくれます。
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テーブルの上には箸とナプキンとマスク入れが並べられています。
ナプキンは生地も厚く、それだけで高級店にきた!とテンションが上がります。
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温かいお茶とお水は無料、当然ですが水も美味しいです。
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こちらはコースの前菜「七運盛り」
運んできてくれるタイミングで色々と説明をしてくれます。
かんてん・なんきん・にんじん・れんこん・ぎんなん・きんかん・いんげん
「ん」のつく食材をつかった七運盛り、なんだか縁起がよくて嬉しくなりました。
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寒天のお皿をどかすと他の料理が顔をだします。
めちゃくちゃ日本酒が欲しくなりましたので、日本酒が飲める人は注文する事をおすすめします。
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こちらはブロッコリーの寒天、生ハム添えです。
上品な仕上がりですが、生ハムと一緒に口に入れると印象がガラリと変わります。
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いんげん、金柑チーズ、銀杏れんこん
一つ一つの食材のレベルが高く、日本酒が欲しくなります。
特に金柑チーズがドストライクでした。
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続いて、にんじんと南京です。
にんじんに隠れているのは牛肉、これもお酒が進みそうです。
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二品目はお造りです。
この日は「カンパチ」と「スズキ」
美しいだけではなく、お皿にあるものは全て食べることができます。
手前にある緑色のものは「アオサの寒天」お刺身の下に引いてあるのは「紅大根」と「青大根」
ちらしてある塩のようなものは氷餅という無味の物です。
すき焼き屋でお刺身?と思いましたがとても美味しく、日本酒を頼まなかったことを激しく後悔しました。
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いよいよメインディッシュの「SUKIYAKI」の登場です!
すき焼きは女中さんがすべて作ってくれるので、お客さんは食べるだけ、上げ膳据え膳とはまさにこの事!
この時、ご飯はどのタイミングで食べたいかを聞いてくれます。
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お肉は黒毛和牛5等級のみですが、お店の客層や仕入状況によって産地が違うそうです。
この日は鳥取のお肉でした。
程よい霜降り状態で最高の赤身なのが素人でも分かります。
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お肉以外の紹介です。
豆腐、ネギ、にんじん、おふ、さつまいも、しらたき、春菊
季節によって食材が変わるらしく、ひとつ前の時期にはキノコが入っていたそうです。
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この日のお米は長野県産のコシヒカリで椀の中はなめこを使った赤みそのお味噌汁です。
お米も美味しくお代わり自由ですが、けっこう食べるという男性でもお代わり1回で十分満腹になるくらいのボリュームなので注意しましょう。
満腹で「ふわたまご飯」を食べれない人もいるそうです。
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最初に竹の道具で卵を溶いてくれます。
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割りしたをサッと鍋にひき、出際よく調理していきます。
この間も気さくに質問に受け答えしてくれる女中さんの接客レベルは間違いなく高級店!
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お肉は1人3枚と少なく感じますが1枚40グラムで計120グラム
食べ応え十分です。
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人形町今半では「焼き方」「盛り方」すべてテストがあるそうです。
最初はフェルトを使った練習から始まり、本物でテストが行われ合格すれば実践との事。
美味しいわけです。
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お肉の焼き加減も好みを聞いてくれますが、この日は完全におまかせにしました。
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控えめに言って「最高」です。
ちなみに卵はちゃんと「からざ」も除去してくれていました。
徹底してます人形町今半さん!
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二回戦目は豆腐、ねぎ、シラタキ、ニンジンにお肉が投入されました。
この配置も決まっているそうです。
シラタキは普通のより細くて美味しいです。
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盛り付けも美しいですが、とにかく美味しい!
たまごはコース中に3回、新しいものに変えてくれましたが、ご飯にかけて生卵ご飯にしてもOKとの事。
でも、ワンバウンドさせた白米も最高なので悩みます。
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最後はさつまいも、おふ、春菊です。
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テストに合格されるだけあってどれも絶妙な焼き加減!
そしてお腹もいっぱいです。
そして〆の名物「ふわたまご飯」に移ります。
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意外ですが、煮詰まった割りしたをほとんど取り除きます。
「それが美味しいんじゃないの?」と思ったのですが、素人の浅はかさでした。
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キレイに整えた鍋へ溶き卵を流し込みます。
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ねぎを散らして
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ご飯へ盛り付け
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山椒をちらしたら…
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人形町今半名物「ふわたまご飯」の完成です。
山椒をかけるかどうかを聞かれますが、苦手でなければかけるのをおすすめします。
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食後のデザートは「和」
この日はサツマイモムースの黒ゴマソース、米パフとピスタチオ、いちご添えでした。
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米パフの食感が楽しいです。
人形町今半のスキヤキ食べ放題!牛肉記念日の予約方法
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人形町今半には年に1回、すき焼き、ステーキの食べ放題コースを楽しめる日があります。
それが毎年1月24日、「牛肉記念日」!
明治5年(1872年)1月24日に明治天皇がはじめて公に牛肉を食べ、食肉解禁を発表した事に由来します。
気になるお値段は
- 大人 :14,040円
- 子ども:7,020円
と高めなお値段ですが、高級すき焼きが食べ放題と考えればお得です。
話によると1枚40gの黒毛和牛を30枚以上食べた人もいるようす。
2016年には10,800円だった食べ放題も年々値上がりしているので早めに体験しておくといいかもです。
予約の方法はお店への電話のみとなっています。
毎年10月中旬にホームページ上で予約受付の開始日時が発表されます。
- 2019年1月24日予約受付開始日:2018年11月7日10:00~
- 2020年1月24日予約受付開始日:2019年11月6日10:00~
- 2021年1月24日予約受付開始日:2020年11月11日10:00~
と毎年微妙に受付開始日が違います。
予約の受付は各店毎ですので予約が埋まっていた場合には別の店舗へ電話してみるといいかも知れません。
受付開始直後から予約が殺到する為、電話がつながらない、キャンセル待ちが基本。
概ね30回ほどトライすると繋がるという意見が多いようです。
常連さんは予約受付開始日と1月24日に有給を取る人が少なくないそうです。
※ページ最下部にお店の電話番号一覧を記載しておきますのでご活用ください。
「人形町今半」池袋東武店まとめ
高級すき焼き店「人形町今半」池袋東武店は東武レストラン街スパイス15Fにあります。
ランチの価格は2,860円~6,600円(税抜)と高級店料金ですが、食事内容やサービスを考えるとお得だと感じました。
店内は半個室となっていて、すき焼きコースでは厳しいテストに合格した女中さんが目の前で作ってくれます。
ご飯はお代わり自由ですが、ボリュームも多めな事もあって〆調理である名物「ふわたまご飯」までにお腹がいっぱいになってしまう人も少なくないので注意しましょう。
また、毎年1月24日は年に一度「食べ放題コース」を楽しむ事ができます。
予約方法は電話のみで、10月中旬にHPで受付開始日が発表されます。
「人形町今半」はとても美味しかったのですが、女中さんの接客レベルの高さに魅力を感じました。
安くて美味しいお店は大好きですが、今回は高級店の良さを十二分に楽しめました。
高級店といっても、高すぎる値段設定ではないので間違いなくおすすめできるお店です。
「人形町今半」池袋東武店へのアクセス
「人形町今半」池袋東武店
住所:〒171-8512 東京都豊島区西池袋1丁目1−25 レストラン街スパイス 15F 電話:0359573565 営業:11時00分~21時00分 休み:なし
牛肉記念日の予約用「人形町今半」電話番号一覧
何としても「牛肉記念日」の予約を勝ち取りたい!
という人の為に「人形町今半」の電話番号一覧を記載しておきます。
お掛け間違いには十分注意してください。
- 人形町本店:(03)3666-7006
- 日本橋髙島屋S.C.店:(03)5542-1192
- 東京ガーデンテラス紀尾井町店:(03)3237-5800
- 銀座店:(03)3571-5333
- 上野広小路店:(03)5688-0754
- 有楽町店:(03)3216-4701
- 新宿小田急第一生命ビル店:(03)3345-1470
- 新宿髙島屋店:(03)5361-1871
- 池袋東武店:(03)5957-3565
- 舞浜イクスピアリ店:(047)305-5710
- 横浜髙島屋店:(045)317-4340
- 名古屋ミッドランドスクエア店:(052)527-8887
- JR博多シティ店:(092)409-6600
- ガーデンレストラン人形町今半 池上本門寺店:(03)6410-3681
- 今半万窯 新宿サザンタワー店:(03)3375-1919
- 喜扇亭 人形町本店:(03)3666-7006
- 喜扇亭 東京ミッドタウン店:(03)5413-7988
- 喜扇亭 名古屋ミッドランドスクエア店:(052)561-3336